先日、研究室の同期から「例の本、売ってるよ!」と連絡を受け、ついに入手した。
ピカピカ、帯つきだ。とても嬉しい!
奥付には…
2020年7月31日 第2刷発行
とある。
まぎれもない、堂々の復刊である。いままで長く探し求めてきた本書が…!
本書は、少なくとも、私が探し求めていたここ4,5年は絶版状態であり、古本で入手しようにも、神保町に通っても入手できずネット上の古本市場にも確認できずの状態であった。入手は絶望的と思っていたのに、まさか定価で買える日が来るとは思わなかった。
本書、『種を記載する : 生物学者のための実際的な分類手順』は、私のような分類学初心者を導いてくれるバイブルだ。本書を読むと「記載論文」に何が書いてあるのか、何を書く必要があるのか理解できる、分類学徒必携の書と言っていいだろう。
それゆえ卒論修論シーズンともなると、私の研究室ではこの名著をめぐる静かな争奪戦が繰り広げられるのだ。私ももちろん参戦した。…研究室にこの本がなければたぶん卒論が書けなかった。
(本書の素晴らしさについては、既に某ブログにおいて圧倒的な質と熱量とで解説されているところであり、私がちまちま書くまでもない。リンク貼るのはおこがましい気がするので、書名でググってみてください。このブログを見てくださる方は大方、既にそちらのブログもお読みになっているような気もするが。)
本書については、コロナが話題に上がりはじめたばかりの昨年末から今年の正月頃にTwitter上で話題になり、復刊署名の運動が行われていた。
今回の復刊はそのおかげだろうか。
本屋さんで注文するか、honto↓においてWebからでも購入できる。