樹皮下日記

枯れ木こそ山のにぎわい…

三角台紙

昆虫標本の三角台紙に頭を悩ませています。

現在使っているのは自作の三角台紙です。
うちの研究室で伝統的に使われている小型の裁断機を使って作っているものです。
この作り方は、自分の好きなサイズ(長さ)で作れること、均一な形で作れることがとても気に入っています。
しかし、卒業後は自分で裁断機を買わなければなりませんし、なにより一枚一枚作る手間がかかります。大した時間がかかるものではないのですが、それなりの苦行に感じてしまうわけです。

そこで比較にあがるのが、市販の三角台紙。こちらは専門店で輸入品を購入することになります。
価格はそれほど高くなく、その点はクリア。仕上がりもとてもきれいです。
ただ、1点難点があり、それは、サイズが少し大きいということ。さほど大きな虫を扱うわけではない私にとって、台紙の大きさはかなり重要です。
台紙の大きさが、標本箱に入る虫の数を左右するといっても過言ではないからです。

具体的に言うと、自作台紙の長さが9mmなのに対し、市販品は12mm。

たかが3mm、されど3mmです。

いつかは市販品に乗り換えようと思っていますが、この3mmの差のせいで、なかなか踏ん切りがつきません。
いつかは踏ん切りがついて、慣れればどうってことないよ~と言えるといいなと思っています。

自作の三角台紙と市販品。自作のものは、先端の太さの調節も自由自在。

購入以外の選択肢として挙がるのは、型抜き加工を業者に依頼すること。
ただし、価格が釣り合うものか、どの程度細かい型抜きができるのか、皆目見当がつきません。

もうひとつの手としては、カッティングマシーンを導入する方法でしょうか。
こちらも予算感覚、加工精度等、いまいちよくわからりません。
そのうちレンタルスペース等でためしてみようか…などと考え中です。