樹皮下日記

枯れ木こそ山のにぎわい…

目ができる

「一つの種だと思っていた個体群に実は2種が混ざっていた」、良くある話ですが、それに気づいたときのゾクゾクッという感覚は、なんとも小気味の良いものです。
それは、一気に視界が開けるような、急にピントが合うような、、、「世界の解像度が上がる」ともいわれる感覚です。

そして、そのように一度「目ができてしまう」と、もう、もとの靄がかった世界に戻ることはありません。

新しい分類群の勉強をする大変さを、この感覚が常に癒してくれるのです。