樹皮下日記

枯れ木こそ山のにぎわい…

Camera Raw フィルターを使った標本写真の編集

撮影した標本写真を各種媒体で使うにあたって、撮影データのレタッチは必須の工程です。

PhotoshopCamera Raw フィルターを使うと、写真のレタッチをとても簡単に行えることがわかりました。使用ソフトはAdobePhotoshop CCです。

 
白バック、灰バック、黒バック…いずれにせよ、レタッチ次第で写真の印象はがらっと変わります。(私は最近灰バック激推しです。) juhika.hatenablog.com

いままで、画面上部のバーにある「イメージ」からホワイトバランスなどの各項目をいちいち選択して修正してを繰り返していました。しかし、作業手順が煩雑で、何枚も設定するのはかなりの苦痛でした。

そこでいろいろと調べ、「Camera Raw フィルター」にいきつきました。
このフィルターをかんたんに言うと、JPEGデータに対しRAW現像っぽいことをしちゃおう、というフィルターです。
画面上部のバーの「フィルター」のなかから選択できます。

これを使えば、編集作業がひとつの手順で行えます。

使ってみると、最高!

いいことづくめでした。

利点をあげると…

  • 作業手順が単純←重要
    1. Camera Raw フィルターを選択
    2. 画面右のパネルで露出など各種バーのスライダーをいじって調整
    3. 完了!
  • 直感的に操作できる
  • 後から再編集できる!←重要
  • 同じ設定を他の写真にも使える←重要
    複数枚の写真を使う場面において、各写真のレタッチの具合を統一できます。

下の写真が、Camera Rawフィルターを用いたレタッチの前と後です。

f:id:juhika:20210206151208j:plain

余分な光沢を抑えることができました。触角の印象も全く異なります。
見やすいのは明らかに後者ですね。

ただ、この種は、体表に強い艶をもつのが大きな特徴の種です。
ですので、正直、マット過ぎる質感に調節してしまうと、本来の印象を損なってしまうということもできます。テカリの印象が強く出ているほうが良いといわれればそれはそうなので、難しいところです。
(画像編集じゃなくてディフューザーを工夫しろという意見が聞こえてきそう…。)

 

いずれにせよ、私のような画像編集初心者にとって、Camera Raw フィルターは標本写真の画像編集に大きな力を発揮するツールであるといえるでしょう。

お試しあれ!

詳しい使用方法については、たとえばこのサイトに解説があります。↓

www.haconiwa-mag.com

 

ちなみに、同様の画像編集ソフトであるAffinity Photoでは、「現像ペルソナ」にてまったく同じ処理が可能です。

ちなみにAffinity Photo、現在試用中なのですが、非常に安く、かつ、とても使いやすいです。

乗り換えを検討しています。

 

私は普段Raw現像を行っていないのですが、これを機に、眠っている撮影データのRaw現像にもチャレンジしようかなと思いました。
(Rawデータ自体は時々撮っているので…)